浜松から帰ってきたら、秋葉原でビジネスマンの講演会。
そして次ぎの日、またバイクに乗って四国の善通寺ってところに行った。
そこにいるトラックの運転手が、俺を呼んでくれた。
彼はトラックの車庫の2階を教会にして、
クリスチャンが集れる場所を作ったんだ。
四国での宿泊は金毘羅プリンスホテル。
クリスチャンの俺とは、全然イメージ違うんだけどさ。
それが終って、大阪の、あるミッションスクールに行った。
そこの先生が俺の不良牧師の本を読んで感動して、
「ぜひ学校に呼びたい。」と。
そこは、7人のフランスのシスターがスタートした学校なんだよ。
1年生から6年生は男女共学。中学から高校までは女子だけ。
シスターの学校なんだけど。
俺のことを学校のほかの先生たちに紹介する時に、
俺のビデオとか本とかを見せたらしいんだけど、
「聖職者らしからぬ言葉使いだ。」とか
「格好がちょっと…。」とか賛否両論だったらしいんだ。
でも結局は、形に捕われるんじゃなくて、
大切なのは子供たちが 普遍的な存在を
感じることが出来るかどうかだからっていうんで、
是非お願いしますってことになったんだよ。
そういう背景があるから
講演はスーツでって言うんで、一応スーツを持っていたんだ。
そしたら先生の中にバイクに乗る人がいて、 校長先生に
「このスタイルでやってもらいましょう。
これカッコイイですよ!」って。
結局バイクファッションで、
1年生から6年生までの子供400人。
初めて父兄も講演会を聞けるようにしたので、
集まった父兄が200人。
子供相手に40分もたせるには
この話ししかない、ウンコ漏らした話!
ウンコ漏らしたぜベイビー!
タイツに溜まってね、大量の魚が網に掛かった時に
ドスッと重たいように、俺のウンコも
タイツの網に引っかかったぜ!みたいな話し。
匂いがバス中に満ち溢れてみんな酔ってたぜ!
ああ、アーサーホーランド生きてるー!
みんな、わーい、って大喜び!
それが終ったらサイン会だよな。
筆箱にサイン、ランドセルにサイン、
下敷きにサイン、お母さんもハンカチにサイン。
ずらーっとならんで、それのほうが集会より長い時間かかった。
それ終わったら先生がね、
「ぜひ会って欲しい人がいるから、
一緒に行って欲しいところがある。」
って言うんだよ。
キャバクラレディにアーサー先生の本を見せたら、
読んで、ぜひ会いたいと言ってるってことで、
京都の方まで一緒に行ったんだよ。
俺はもう、頭ガンガン、吐き気もするし、疲れきって休みたい。
今日こそ親父がかかった脳溢血が、俺にも来るだろうなって感じさ!
でも、ここが勝負の分かれ道って、
気合いを入れて一緒に京都までついて行った。
そこで二人のキャバクラレディに「来てくれたんですねー」って
迎えられて、話しをしながらいろんな身の上相談だよ。
普通キャバクラに行ったら、
自分の悩みを打ち明けて癒してもらうのに、
俺は反対やってるわけさ。
俺を連れてきた本人はぐーぐー寝てる。 なんなんだよこれはー。
それで結局タクシーに乗せられて、
1時間かかって大阪のホテルに着いたら夜中の2時だよ。
次ぎの朝は6時に起きて、また講演会。
昔はバイクじゃなくて電車で行ってたからよかったけどさ。
でも、1人の人に出会うことは百冊の本に勝るっていうけど、
いい勉強になるよ、やっぱり。
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