週刊アーサー、不定期便
<第44回、自立出来ない生き方>

だから、やっぱり面白い。
毎回いろんなことを体験して、
勉強だね。

いまだって訳のわからない問題、
いっぱいあるし。
親の虐待とかさ。

世の中が便利で快適になった分、
人はいろんなものに
依存するようになった。
薬物依存症のみならず、
携帯電話や
コンピューターにも依存してる。

人間って、依存しやすいんだよな。
親子関係だって依存してるから、
子が親離れ出来ない、
親が子離れできない。
どこかでお互いが
自立していく部分が
出てくればいいんだけどね。

教育の世界でもそうだよ。
PTAとかは、先生と親が
二人三脚で子供を教育するところが
あるわけだから、
お互いの役割について
よくコミュニケイトしなければならない。

車だって免許とる時に、
実地と学科があるように、
教育でも、ある部分は学科であり、
ある部分は実地。
その2つが1つになって
子供を育てていく。

でも現実は、親は先生まかせで、
先生だって文部科学省の
ルールの枠組みの中で、
現状維持の安全パイで動いてる。
みんなどっかに依存してるんだよ。

子供たちはその狭間で育っていくんだけど、
本当のところは
「子供は親の背中を見て育つ」だからね。

実際には親や先生の方が、
子供から教えられることも
多いはずなんだ。

だから、教える立場の人が、
子供を通して学ぶという姿勢に
ギアーを入れれば、
子供にいろんなことを
押しつけるんじゃなくて、
自分が子供の時にどうだったかを
問いながら教えることが出来る。

子供が大切だって言いながら、
大切なのは子供じゃないんだよ。
仕事が大切だったり、
教育のルールが大切なんだよ。
子供は敏感だから、
そういうことを的確に感じ取るんだよ。

…つづく

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