本物の牧師が語る聖書からのメッセージ
「バイブル・エッセー」のコーナー!


主は憐れみ深く、恵みに富み忍耐強く、慈しみは大きい。永久に責めることはなくとこしえに怒り続けられることはない。主はわたしたちを罪に応じてあしらわれることなくわたしたちの悪に従って報いられることもない。天が地を超えて高いように慈しみは主を畏れる人を超えて大きい。東が西から遠い程わたしたちの背きの罪を遠ざけてくださる。父がその子を憐れむように主は主を畏れる人を憐れんでくださる。

詩篇、103:8〜13

第834回「神様の心」

神様の恵み深さ、憐れみ深さは、罪ある私たちに対して惜しげもなく表明されています。罪という言葉が聖書には出てきますが、これは「的外れ」という意味を含む、神様への反抗心から生まれるすべての悪と考えることができるかもしれません。実は私たちの心の中には、自分より権威ある存在へのひがみのようなものがあり、それは神様に対しては怒りに近いほどの思いになっている場合があるのです。

しかし、神様はそういう心と行為にあふれている私たちを、憐れんでおられるというのが今朝の詩編です。そういう罪を赦そうとし、そういう存在を心から赦そうとしているのです。慈しみ深い神様なのです。慈愛の心いっぱいで私たちに手をさし延ばしておられるのです。

ヨハネの手紙第一にある言葉
「神は、独り子を世にお遣わしになりました。その方によって、わたしたちが生きるようになるためです。ここに、神の愛がわたしたちの内に示されました。わたしたちが神を愛したのではなく、神がわたしたちを愛して、わたしたちの罪を償ういけにえとして、御子をお遣わしになりました。ここに愛があります。」(4:9〜10)を思い出します。

神様の愛があなたに豊かに届きますように。

関根一夫

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