第837回「私たちの罪」
旧約聖書の中で、イスラエルの人々と神様との関係を見ていくとこの詩編にあるように、苦しみの中で神様に助けられ、賛美をささげ礼拝をささげることが確かにあるのですが、そのあとあっという間に神様に助けていただいたことを忘れ、神様の警告を無視し、自分勝手な思いに縛られ罪を犯して神様に反抗するということが繰り返されています。そのあまりの多さにあきれるほどです。
しかし、その出来事の中に、まさに私たち人間の弱さやそのわがままな思いを見ることができるのかもしれません。イスラエルの人たちが特殊だったというより、もし、私が彼らの立場に立っていたらやはり同じ罪を犯していることになるのだろうと考えるほうが真理に近いように思います。
ヘブライ人への手紙にはこういう警告の言葉が出ています。
「兄弟たち、あなたがたのうちに、信仰のない悪い心を抱いて、生ける神から離れてしまう者がないように注意しなさい。 あなたがたのうちだれ一人、罪に惑わされてかたくなにならないように、「今日」という日のうちに、日々励まし合いなさい。――わたしたちは、最初の確信を最後までしっかりと持ち続けるなら、キリストに連なる者となるのです。――それについては、次のように言われています。『今日、あなたたちが神の声を聞くなら、神に反抗したときのように、心をかたくなにしてはならない。』」ヘブライ3:12-15
心に留めたい言葉です。
神様からの祝福が届きますように。 |