第838回「最大の助けとなるもの」
過去を振り返って、神様に助けていただいたなあと思い出せることごとがあるとしたら、それはすばらしいことだと思います。今朝の詩編は、そういうことへの勧めです。興味深いのは苦難の中で助けを求める人たちに対して、「御言葉を遣わし」という言葉が書かれていることです。神様のことば、聖書のことば、そのものが、実は私たちの心に留まり、私たちの心を励ましたり、慰めたり、希望を持たせてくださったりするのです。
人の力、物の力、科学の力など、いろいろな形での助けは必要なのですが、人の心に希望をともす最大のみなもととなれるのは、「神様のことば」です。聖書のことばを読み続け、思い巡らす作業の中で、神様が自分に語りかけ、自分自身を慰めようとしておられるということを発見できると、感謝とか礼拝ということが、自然の応答として表明できるのです。
神様は救いを与えることができ、様々な苦難の中から私たちを救い出すことがおできになります。そして、まず、そのみことばによって、心に希望を与えてくださるのです。
ヘブライ人への手紙には、こういう言葉があります。
「 というのは、神の言葉は生きており、力を発揮し、どんな両刃の剣よりも鋭く、精神と霊、関節と骨髄とを切り離すほどに刺し通して、心の思いや考えを見分けることができるからです。」ヘブライ4:12
聖書のことばを味わいながら、進みましょう。
祝福が豊かにありますように。 |