第850回「希望という光」
詩編119編は、176節からなる長い詩編ですが、神様のみことばに対する思い、神様の教えや戒めに対する信頼の大切さが書き表されています。
119編の中でおそらく一番有名な節はきっと105編の言葉だろうと思います。神様の言葉、信頼できる、私たちへの指導や戒め、矯正のための聖書の言葉こそ道の光、そして足元を照らすともし火なのです。
私たちには、少し遠くに見える光、希望という光が必要です。それがないと、私たちはどこに向かえばよいのかわからなくなってしまいます。立ち尽くしてしまうことになります。そして、同時に、足元を照らす光りが必要です。それがないと、怖くて一歩も踏み出すことができないからです。
遠くに見える光りと近くを照らす光り、将来的な希望と現在の日常と言っても良いかも知れませんが、そういう光りを確保できると、私たちは心が元気になってきます。そのどちらにも、聖書の言葉は大変有効に作用するのです。今の出来事にも将来の出来事にも聖書は私たちの心に必要な教えや戒め約束、警告などをもたらしてくれるからです。
聖書のことばが、私たちの日常に、飾り物としてではなく、出来事として理解され、うなずかれますように。心から祈ります。神様は、私たちのための「今日のことば」も「明日のための言葉」も与えてくださいます。神様は私たちを見捨ててはおられないのです。
祝福がありますように。 |