本物の牧師が語る聖書からのメッセージ!

主よ、わたしの心は驕っていません。わたしの目は高くを見ていません。大き過ぎることを、わたしの及ばぬ驚くべきことを、追い求めません。わたしは魂を沈黙させます。わたしの魂を、幼子のように、母の胸にいる幼子のようにします。イスラエルよ、主を待ち望め。今も、そしてとこしえに。

詩篇、131:1〜3

第862回「苦しみと成功」

これは詩篇131の全文です。

高慢、大言壮語を戒め、謙遜に神様を信頼しながら、神様に期待しながら進むようにと励ましています。

ビジョンはなければなりません。でも、それは神様がなさろうとすることについてのビジョンであって、私たちが自分の手柄としてなにか大きなことをやってやろうという意識のものではありません。

成功するかもしれないし、失敗するかもしれないけれど、とにかく誠実に役目を
果たせればよいのです。私は、人生について語れるほど経験も知識もありませんが、私たちには無駄などないと思っています。 ミャンマーで宣教師として苦労を重ね、聖書の翻訳と伝道活動を続けたジャドソンという人がいます。涙なしには読めないほどの苦労をしながら宣教していきました。

彼の息子は、父親の苦労や病気、喜びなどを見ながら、こう言いました。
「苦しみと成功とは、結び合わされているものです。もしあなたが、苦しむことなしに成功を収めたとすれば、それはあなた以前の誰かが苦しんだからです。
もしあなたが、成功を見ることなしに苦しんで終わったとすれば、それは後に続く誰かの成功のためです。」こういう見方をしながら人生をそして働きを継続できたらと心底思います。このことで成功を収めたのは私の手柄だなどとふんぞり返ることがないように、自戒しながら歩みたいと心から願っています。

祝福がありますように。
関根一夫

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