本物の牧師が語る聖書からのメッセージ!

主は高くいましても低くされている者を見ておられます。遠くにいましても傲慢な者を知っておられます。わたしが苦難の中を歩いているときにも/敵の怒りに遭っているときにもわたしに命を得させてください。御手を遣わし、右の御手でお救いください。

詩篇、138:6〜7

第869回「日々の生活の中で」

神様がこの地上での出来事を知っていてくださるということは大きな慰めになりますが、神様が「私のことを」知っていてくださるということがわかると、その喜びや安心感は倍加します。

イエス様の呼び名には「インマヌエル」というのがありますよね。「神は私たちとともにおられる」という意味です。

実際に一緒にいるというようには見えませんし、触れることもできないわけですが、神様はあなたのこともわたしのこともまたその状況もすべて知っていてくださるのです。あなたは「神様に知られている」存在なのです。そして、神様はその愛ゆえに、私たちを守り、助け、救い出してくださるのだと聖書は教えます。

日々の生活の中で、孤立や孤独や葛藤を抱えながら生きている私たちにとって「私は神様に愛され、神様に知られている存在」なのだとうなずけることは、大きな安心感をもたらす源となります。

だからと言って威張るのは間違いです。だからと言って自分を過大評価することも危険です。でも、神様に知られているのだと信じて進めるとしたら、困難がそこにあっても、そこに迎える力を得るのです。神様が一緒に居てくださることになりますから。そして、知られているからこそ、祈ることにも希望を持てるのです。

祝福が注がれますように心から祈ります。

関根一夫

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