与えられた仕事、企画中の楽しみ、それらを喜びとして実行できるのは「今、生きている間」だけなのです。生かされている間に、その日、その日を大事に生きること、その日の役目を丁寧に消化すること、熱心に仕事にあたり、熱心に上達に心がけること、「今を丁寧に生きること」が大切な人生の教訓なのです。
死の向こうには、まったく別の何かがあるのでしょうが、今生きている間に味わえる喜びを、ひとつひとつ味わうことをしないのは、実にもったいないことです。私たちは死の先を楽しみにしているからと言って、生きている今を無為に過ごしてしまってはならないのです。生活にも、仕事にも、勉強にも、信仰にも熱心に、そして丁寧にあたり、生きている今、その中にある喜びをしっかり味わうことが人生を豊かにする秘訣なのかもしれません。
死んだらおしまいということではないのですが、生きているからこそ味わえる喜びと哀しみというのがあって、それぞれに私たちを豊かにしてくれるものなのです。
今日を丁寧に、熱心さをもって、生きること。それが明日に楽しみをもたらす秘訣でもあるようです。
祝福がありますように。