心から神様を愛すること、隣人を自分のように愛すること、これらのふたつがもっとも重要な掟なのだとイエス様は教えました。律法の最も中心的な教えです。しかし頑張ることでこれらふたつの戒めを実行し続けることは至難のわざだと思います。十字架を通して示された神様からの愛を心にしっかり受け取ることから、神様を愛するということができるようになるのです。私たちは、神様に愛されているという事を体験しないと、なかなか神様を愛せません。人を愛することも自分を愛することも同じようです。
パウロという人は、聖霊が神様の愛を私たちの心に注いでくださると書いていますが、私たちの素のままの内側には、神様を愛したいという欲求もありますが、自分だけよければそれでよいという思いも混在しているように思います。ですから聖霊によって神様の愛を心に注いでいただかなければ、神様を愛することも、隣人を愛することも
本当のところ、できないのです。
しかし、とにかく、イエス様が教えたこのふたつの戒めをしっかり心に覚えながら、それを生活の基準として歩めたらすばらしいことですね。まさに神様が私たちに望んでおられる生き方そのものですから。神様を愛すること、人を愛すること、自分を愛すること、これらすべてを実行できるためにこそイエス様の十字架と復活の出来事を通して、神様からの愛が私たちの心に注がれているのです。十字架の愛こそ、私たちの中に一番大きな影響をもたらすものなのです。
祝福を心から祈ります。