本物の牧師が語る聖書からのメッセージ!


確かに塩は良いものだ。だが、塩も塩気がなくなれば、その塩は何によって味が付けられようか。畑にも肥料にも、役立たず、外に投げ捨てられるだけだ。聞く耳のある者は聞きなさい。

ルカによる福音書、14:34〜35

第901回「塩気」

イエス様からの「弟子として生きるには」という勧めの最後のところに書かれているたとえがこの塩のたとえです。弟子として「塩気をなくしてしまったら、無益になってしまう」という内容です。塩は、腐敗防止や隠し味的な味付けで利用されます。

そういえば、昨日は空港まで行くバスの中で、ラジオがかかっていましたが、金魚屋さんの話として、金魚を飼う時ほんの少しだけ水槽に塩を入れると長生きするというのが紹介されていました。そうなると、塩は、金魚のいのちと長生きを助けるという役目もあることになります。

いずれにしても、塩気を失わない生き方というのは、聖霊に助けられつつ、聖書の教えに心を向け、「恵みの視点」を失わない生き方であり律法主義に陥ることなく、「神様の喜ぶ倫理的基準」をしっかり心にうなずき続け、「罪の中に留まることをせず、悔い改めることができる」生き方と言えると思います。自らの心と生活を腐敗させてはならないのです。

腐敗は失望や、怒りや、高慢、そして隠れた罪から始まることが多いようです。心からの賛美、御言葉への傾聴、悔い改めと執り成しの祈りが必要ですね。

祝福がありますように。

関根一夫

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