保険講座
第2回「さて、死亡保険について、その1」

子供がお2人くらいいらっしゃる
一般的な家庭を例にあげて考えましょう。

独身の場合、基本的に死亡保障は
「親に迷惑を掛けないように」
程度以上はあまり必要ありませんが、
将来的に病気になったら入れない
というリスクを避けたい
という目的であれば
入っておくのも意味があります。

『保障額は幾らにしますか?』
・・・この質問に明快に答えられるでしょうか?

せいぜい
「ん〜、3,000万円ぐらいかなぁ」
「5,000万円ぐらいかなぁ。」
という方が 殆んど。

そして、その金額の根拠は?ってお聞きしても
「え?」
とか
「そのくらいだ と思うんだケド・・・」

「普通は幾らくらいなの?」
となります。

合計金額でマンション買う次くらい
高い買い物なのに、
もっと目的を明確にしないとダメですよん。

それから、長い長い付き合いになるものですから、
「簡単には保険会社を辞めそうにない人」
から入るのがいいでしょう。

「これまで何年続けてらっしゃいますか?」
って聞いてみてもいいかも知れませんね。

ちなみに私は7年ですが、
その前の証券会社には足掛け10年いました。
そういう経歴や考え方なんか聞かれると
保険の仕事や営業の仕事に対する
その人の気持ちの参考になるかも知れませんね。
あ、ちょっと脱線し ました・・・。

まず死亡保険の目的ってなんでしょう?

端的に言うと、『ご主人が亡くなったら
そこから定年まで入ってくるはずだった
収入が途絶えるから
それをカバーするため』です。

だから若くして死んじゃったら、
入ってくるはずだった収入を
長期間失う事になります。

例えば年収が500万円で
30歳で急逝してしまったとすると、
定年を65歳として35年間×500万円で
入ってくるはずだった1億7千5百万円が
無くなってしまうわけです。

これが45歳で亡くなったら
20年間×500万円で1億円、
55歳だと10年間×500万円で5千万円です。

必要保障額は年を取るほど低くなります。
これが目的からいくと理に適っていますよね?

保障の形を取ると
長い方の三角定規を横に置いた形となりま す。
右に行くほどすぼまってくる形に置くわけです。
(ここでは昇給・インフレは考 慮せず)
   

…つづく

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