保険講座
第3回「さて、死亡保険について、その2」

しかし1億何千万円も必要なのか
というと、そうではありません。

ここで実際の保障の考え方ですが、
まず年収の500万円を12ヶ月で割りましょう。
すると42万円になります。

誰かが毎月ご主人の代わりに
42万円を振り込んでくれれば
今の生活がキープされる事に
なりますよね。

そして計算する事がいくつかあります。
大黒柱が一人欠ける事で
生活費は70%ほどで済む事になります。

「おいおい悲しい事言うなよ」って
言ってもそうなんです。

ですからまず70%に計算して
月々29万円でいいわけです。

さらに遺族年金が
出るようになりますから
(その方によって違ってきますが)
2人子供 だと14万円くらいかな。

そうすると15万円を
毎月保険会社が振り込んでくれれば
今の生活がキープされることに
なるわけです。

という事は
上の計算でいくと
最初は1億何 千万円も
必要なわけではなく
6,300万円から
だんだん保障が下がってくる形に
なるわ けです。

もちろんインフレや
遺族年金の変化など
想定すればいくらでも
心配は出てくるのですが、
まず基本がこれです。

ちなみに30歳で
一般的な定年の65歳まで
上記の保障
(つまり月々15万円づつ振り込まれる保障)
を買うと
アリコで毎月7,770円となります。

『収入保障保険』と言います。

掛け捨てで65歳まで
値上がりが無い形で、
保障の目的に対して
毎月の保険料が最も低い設計です。

あとはインフレまで考慮して
毎月の振込額が
契約時から毎年2.5%づつ
上昇していく保険もあります。

年収とか奥様が働かれる事とか、
子供が巣立つとか、
いろいろな事を考慮して
金額を決めていきま す。
あまりいろいろ考え過ぎるのも問題なのですが。    

…つづく

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