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その旅は、帰りは順調だったんですか。
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鈴木
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帰りね。
5人残ってたんだけど、
ペテルブルグから
11時発の国内線で
モスクワに飛ぶことになってたから、
全員搭乗を済ませて
いよいよ飛びますよって時に
「空港が閉鎖になりました。」
ってことでみんな降ろされて
ロビーで待ち!
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雪の空港
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確かに
吹雪いてます
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機内に
入ったけど…
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雪で? |
鈴木 |
雪で。
普通だったら飛ぶんじゃないかなあ
ってくらいの雪だったけど、
そこで5時間。
本来ならその後
モスクワで乗り継いで、
7時くらいのアエロフロートで
成田に行くはずだったけど、
ようやくモスクワに着いた時には
もうだめだった。
でも、ともかく
日本方面に行くやつに変えてくれ、
ということで
アエロフロートの事務所に掛け合って
北京行きに乗ることになった。 |
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なんか、やばそうじゃないですかあ。
北京まで行ったんですか。 |
鈴木 |
7時間かけて
北京まで行ったんだけど、
飛行機の中には
今までみたこともないような
雑多な民族。
モスクワ空港でも
そうだったんだけど、
北京でも僕だけ止められて
なかなか出られなかった。
空港にもいろんな民族なんだよ。
中国人、北朝鮮、インド、パキスタン。
北朝鮮の人は
パスポートをチェックされて
足止めくってるしね。
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いろんな国の人たちでごったがえすカウンター |
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日本にいるとわからないけど、
世界にはいろんな人が
いっぱいいるんですね。 |
鈴木 |
とにかく
ずっとその北朝鮮の人の
パスポートをチェックしてるもんだから、
なかなか搭乗出来ないんだよね。
その人も脂汗かきながらさ、
我々に「南朝鮮の人?」って
聞いてくるんだよ。
「We are Japanese」って言うと、
さっと顔色が変わるんだよね。
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ふ〜ん。 |
鈴木 |
まあ、それでも
とりあえず北京に行こう、
アジアだし、
ということで
7時間かけて北京に着いた。
トランジットで一旦入国手続きをして、
改めて出国手続きをするんだけど、
ともかく延々と歩き回る。
もうぶっ倒れるんじゃないか
ってくらい歩き回って、
ようやくJALのカウンターにたどり着いた。
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